2006/2/21
とりあえず、日本代表。

 この前、日本代表のアメリカ戦がありましたが、先週末に国内第1戦、対フィンランド戦が行われました。
 実は、アメリカ戦後に色々と書いていたのですが、所詮は肩慣らしと思って、結局校正せずにそのままにしてました。

 で、昨日の試合ですが…実はちゃんと見てません(笑) その時、吉祥寺のスタバでコーヒー飲んでました(爆)
 だって、見ても参考にならないでしょ?
 今回のフィンランド代表は、国内クラブの選手たちがほとんど。リバプールのヒーピア、経験豊富なリトマネンといった主力(しかも、年齢による衰えは隠せない)がいないのでは、それこそ、2008年のヨーロッパ選手権に向けて経験を積むだけの親善試合だったと思います。代表監督に名将(だよね?)ロイ・ホジソンが就任したというのは期待大ですが、いかんせん選手の質が…ね。

 そういう意味では、さすがジーコ監督(というかスタッフ一同)。完全に外された坪井や三都主のバックアップとしてテストされた村井を起用する実験を行いました。実に良かったと思います。
 ホントなら、フィンランド戦を2006年第1戦にしたかったところでしょう。試運転にはいい相手だったからです(メンバーを見れば分かるでしょ?)。アメリカ代表はある程度の力があると分かっていたでしょうし。
 でも、気を引き締める意味で、コンディションのいいアメリカ代表と最初に試合ができたことをプラスに捉えるべきですね。

 ホントの意味での試運転は2月28日、ドイツ・Westfalen Stadium(ドルトムントのホームスタジアム)で行われるボスニア・ヘルツェゴヴィナ戦からだと思います。
 どうなるか分かりませんが、おそらくアジアカップ予選のインド戦(2月22日)である程度メンバーを絞り、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ戦でヨーロッパ組を招集すると思います。そこから代表選手の絞り込みが始まるはずです。
 もしかすると、ヨーロッパ組が招集されないかもしれませんが、その場合、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ戦は、代表当落線上の選手の最終選考の場と考えていいと思います。そういう意味で、非常に重要なゲームになるでしょう。

 ボスニア・ヘルツェゴヴィナ代表は、ヨーロッパでも中堅の上くらいの実力です。
 有名な選手は、サリハミジッチ(バイエルン・ミュンヘン)とバルバレズ(ハンブルガーSV)くらいかな。でも、招集されているメンバーはブンデスリーガをはじめ、他国のそこそこのクラブに所属している選手たち。
 ワールドカップが終われば、すぐに2008年に行われるヨーロッパ選手権の予選が始まりますから、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ代表にしてもチーム作りの真っ只中。
 侮れない…というか、もしかするとこの前のアメリカ代表くらい厳しい試合になると考えられなくもありません。

 考えるべきはこの後から。
 4バックだ、3バックだ言ったところで、相手があることです。日本代表は配置(あえてシステムなんて言葉は使いません)を固定して戦えるほど、個人能力には長けていません(特に守備面では)。そんなことは、日本代表スタッフには十分分かってます。
 それに、日本はこれからシーズンインです。コンディションは必ず上がってくるはずですから(ケガで出場できなければ、それまでの選手ってことで)、2月の日本代表戦は代表に選ばれるだろう選手たちの特徴を見るくらいでいいでしょう。

 結局、日本代表に選ばれた選手たちが、どういうコンディションでオーストラリア戦に臨めるか。それに対して、代表スタッフがオーストラリア代表対策を練れるか。それだけです、問題は。
 練習試合(あえて親善試合とは言いません)は負けることも想定しながら、課題を浮き彫りにするものです(数はこなせませんけどね)。

 ま、5月下旬まで一喜一憂するのはやめましょう。時間のある人、酒の肴にしたい人以外は(笑)