2006/6/4
お決まりってことで・Part3
〜2006 FIFAワールドカップドイツ・グループFを予想してみる〜

 グループFを最後に回したのは、もちろん<ドイツ×日本>を見てからと思ったわけですが、実はそれだけではありません。クロアチアが読めなかったからです。
 このグループF、クロアチアの動向で全てが決まりそうな気がしています。そう、グループFはクロアチアが軸、というわけです。

 クロアチアは間違いなく日本よりも強いです。それは人材をはじめ、国際経験という意味でも雲泥(とまでは言いませんが)の差があるからで、世界のサッカー界の常識から見ても、この見解はまったく正論だと思います。

 しかし、ボクはクロアチアを買ってません、今回に関しては。タイプは違えど、日韓大会でのロシア的な匂いがするのです。
 欧州予選を無敗で乗り切り、スウェーデン、ブルガリアといった強国からしっかり勝ち点を奪ったその実力は確かです。ただ、格下相手にどの程度の試合をするか、しかもワールドカップで、となると非常に「?」なわけです。そういう面での「自信と過信」のバランスが、実は難しいのではないか、と。

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 ポイントがいくつかあります。

 まず対戦順。初戦でブラジル戦を迎えることに、やや不安を感じます。
 それは、ブラジルに敗れるということではありません。むしろ、ブラジルに勝てる実力があるだけに、「引き分けでOK」という慢心が、クロアチアに広がる気がしているのです。
 おそらく、無理はしないでしょう。ブラジルも、リスキーなゲーム展開は望んでいないはずです。だとすれば、<ブラジル×クロアチア>は引き分けが許されるゲームということになるわけです。つまり、「日本、オーストラリアからは勝ち点3を取れる」という安心が慢心に変わる危険性があることが問題なのです。

 <日本×クロアチア>については、日本が粘れば粘るほどクロアチアに焦りが出てきてドツボにハマるでしょう。ボクはその可能性、非常に高い気がしてます。日本の仕上がりは、思ったよりも悪くありませんし。
 比較的計算しやすいのはオーストラリア戦でしょうか。ヒディング監督の存在は確かに脅威ですが、プレーをする選手が変わるわけではありません。コンディションも万全とは言えませんし(キューウェル、ケーヒル辺り)。

 ここに来て、代表監督に批判が噴出し始めたのも気になります。なにしろ、自分の息子を攻撃の核に置いているわけですから余計に。
 そういう批判が、合宿中の代表選手たちに届いているかは分かりません。しかし、面白く思っていない選手はいるはずです。特にポジションが重なる選手。誰だかは分かりませんが(すいません、興味がない 笑)、まあ、内紛とは言わないまでも、思うように勝ち点が稼げない状況になった時、チームはバランスを崩してしまう。そんな気がしています。

 クロアチアの流れを予想すると、「ブラジル戦は良くて引き分け」「第2戦、粘られて引き分け」「最終戦は壮絶な殴り合い(笑)」。良くて勝ち点4、悪くて1敗2引き分け。そんなところかと。
 とすれば、最終戦にブラジル戦を残せる日本は、意外と有利なのではないか。そんな気がしているのはひいき目でしょうか?(笑)

 先日の<ドイツ×日本>を見る限り、クロアチアがかなり警戒してくるのは見えています。特に柳沢、高原に関しては、DFがガチガチにマークしてくると。
 だから、それほどいい形は作れる気がしてませんが、後半から投入するであろう玉田、大黒辺りが勝敗のカギを握る気がしています。そして、かなり期待していいのではないかと。
 ただ、日本はパワープレーに弱いということはドイツ戦で実証されましたから(=宮本 笑)、プルショやらクラスニッチ辺りの長身FWにはかなり手を焼く気が…

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 さて予想ですが、ブラジルは…大丈夫でしょう(笑)
 第1戦のクロアチア戦に引き分けの可能性はありますが、第2戦のオーストラリア戦、第3戦の日本戦は勝ち点3を取ってくるはずです。

 2位争いが微妙ですが、初戦の<日本×オーストラリア>の勝者が2位と予想します。つまり、日本と(笑) 予想というより、希望でしょうか?(^_^; でも、可能性はあるんじゃないでしょうか。
 ただし、この予想は「メンタル面をどう見るか」「チームのコンディションをどう考えるか」という考えに基づいたものです。日本が強いからというものではありません。あしからず(笑)

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 これで、なんとなく予想は終わりです。予想は予想ですが、なんとなくどこを見ればいいか、自分で整理できました。
 みなさんもぜひ、自分なりの予想をして、正誤の反省をしてみてください。ただし、サッカーにハマってしまうので、それがイヤな方はやめましょう(^▽^)