2006/6/21
こんなワールドカップも珍しい。
〜グループリーグ第2戦を終えて(グループF〜H)〜

 昨日に引き続き、グループF〜Hのグループリーグ第2戦について。
 いろいろ見どころが多いですよ、この辺のグループは(^_^)

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 予想通り、グループFはクロアチアが取りこぼしました。
 だからこそ、<オーストラリア×日本>が重要だったんだってーの!
 ちゃぶ台ひっくり返しちゃいますよ!(ノ`´)ノ ~┴─┴

 でも、ここは切り替えましょう。オーストラリアを応援するのです、アジア枠キープのために!(笑)
 次の南アフリカ大会は、アジア予選にオーストラリアが加わります。つまり、最終予選でのライバルが増えるのです! だったら、枠をキープできるよう頑張ってもらおうじゃないですか!(笑)
 あ、でも、今はオセアニア地区か…

 ブラジルは悪い内容でしっかり決勝トーナメント進出を決めました。危ない試合が続いたものの、帳尻合わせて勝つところは、さすがという言葉しか見当たりません。
 友達が「清原化してる」と例えたロナウドは(爆)、徐々に動きが良くなってます。どうやらこの人、端っからグループリーグは無視だったようです。
 ロナウジーニョは完全に包囲されてなかなか自由にさせてもらえませんが、それでも元気だと思います。心配はカカとアドリアーノなんですよねぇ…。どうもね、キレがありません。ドリブルで抜けそうな場面も、ことごとく相手に引っかけてるし。まだまだ先は長いし、次戦は休ませた方がいいかも。出し続けると、決勝トーナメントに入ってからの日程がキツくなりますから。

 それにしても、数字上ではオーストラリア、クロアチア、そして日本と残り3チームに決勝トーナメント進出の可能性があるというのは、盛り上がる設定ですね(笑)
 でも、実質の2位争いは、<クロアチア×オーストラリア>。これはホントに激しくなりそうです! クロアチアは絶対に勝たなければならない。オーストラリアは引き分けでほぼ決勝トーナメント進出。両チームの駆け引きが見物です(^_^)

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 さて、グループG。
 ジダンの選手生命は韓国戦で終わるかもしれません。韓国戦で勝ち点1しか稼げなかったばかりか、つまらない反則でイエローカードをもらい、グループリーグ最終戦のトーゴ戦は出場できないからです。
 韓国、スイスが勝ったとはいえ、決して調子は悪そうに見えないトーゴ。ボーナス問題で危うくボイコットしそうになりましたが、最終戦はフランス戦! モチベーションが低くなるようなことは…ないよな…トーゴの選手にとっては、有名クラブからオファーが来るかもしれない大事な試合だし。

 こうなると、<スイス×韓国>は相当激しい試合になることが容易に予想できます。引き分けならばもしかすると得失点差で韓国が敗退濃厚(もちろん、フランスが2点差以上つけて勝つことが絶対条件ですが…)。韓国は間違いなく勝ちに来る試合です。
 そんな前がかりになってきそうな韓国を、スイスは得意の速攻で仕留めようとするでしょう。攻守の切り替えが目まぐるしい、クオリティの高いゲームになりそうな気がしますよ、この試合は。

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 やっと最後だ…。グループHは、スペインのグループリーグ1位通過がほぼ決定しました。
 チュニジア相手に肝を冷やしたスペインは、ルイス・アラゴネス監督の早めの選手交代が見事に的中し2連勝。いい形で決勝トーナメント進出を決めました。でも、相手がスイス、韓国、フランスのどれかと最終戦まで決まらないのが落ち着かないですね。
 それにしても絶妙でした。後半開始からラウールとセスク・ファブレガスを、57分にホアキンを投入した早めの交代がズバリと当たり、交代した3人全員がゴールに絡んでの逆転勝ち。ベテランのラウールに、まだ10代のセスクが活躍するなんて、最高の勝ち方ですよね。
 この勝利でアラゴネス監督への選手たちの信頼は確かなものになったでしょう。采配とは水物ではありますが、こうも采配が的中すると驚きですね。ボクには分からなかったです、アラゴネス監督の手腕というものが。いやー、ダメだ!(笑)
 67歳という年齢を考えると、監督生活最後の大仕事。ここまで来たら、行くところまで行ってほしいですね。それだけの選手はいますから。

 チュニジアは先制してよもや?と思わせる健闘ぶりでしたが、後半の守備的な姿勢が裏目に出てしまいました(いや、スペインの怒濤の攻撃になす術なかったよな(笑))。
 第2戦でサウジアラビアと対戦したウクライナは、スペイン戦の4失点を取り返し、4-0の快勝! これで得失点差は0。一方のチュニジアはスペイン戦の敗戦で得失点差が-2に。
 まだ両チームが決勝トーナメント進出の可能性があります。チュニジアが勝てば総得点、得失点差が並びますから、チュニジアは勝てばOK。あ、でもどうなんだろ。並んだ場合は当該チーム同士の直接対決の結果が左右するのかな? それなら勝てばチュニジアが勝ち進むということに…最後まで息は抜けないなぁ。

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 こうして見ていくと、最終戦は決勝トーナメントをかけた戦いがたくさんあることになります。グループEからグループHは見どころ満載ですよ!グループEなんか、どのチームにもチャンスがあり、どのチームが上がってきても番狂わせではないというハードなグループですし。
 だからと言って、グループリーグを1位で抜けるか、2位で抜けるかという最終戦も多いので、それはそれで面白い。決勝トーナメントに上がれない同士の対決でも、プライドをかけて好ゲームになる「消化試合」もある。そういう面では、グループリーグ最終戦は色々な駆け引き、ガチンコの真剣勝負がたくさん見れそうです。
 あぁ、チェックせざるを得ないか…眠れぬ日々は続きます。

 でも、勝ってほしい強豪がどこも順調に勝ち進んでいるのはうれしい限りですね(フランス以外 笑)。
 こんなワールドカップも珍しいよなぁ。