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2006/7/5 |
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今のジダンだから見えること
〜準決勝<ポルトガル×フランス>について〜 |
まず言い訳を。
書きかけて終わっちゃったのがたくさんあるんですー!でも、忙しくてー!
言い訳になってないですね(^_^;
しばらく忙しいのは変わらないのですが、今日の試合は事前に書いておきます。
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散々ジダンのことを書いてきましたが、調子自体はそれほどいいと思いません。
しかし、ジダンがピッチに立っているだけでチームメイトは勇気をもらい、ジダンはセンスを研ぎ澄ませて効果的にチームへ絡もうとしています。そうです、ジダンの存在がチームの結束を強固にし、今までにない連帯感をもたらしていることは間違いありません。
ジダンがどれほど偉大か。サッカーファンなら誰しも知っていることですが、その存在感がどれほどのものか、極東にいるボクには到底分かりません。でも、そんなことは試合を見ていれば分かることです。
決勝トーナメントに入ってからの2試合で、チームメイトは10人で11人分の働きをしようと、より効率のいい自陣内でのプレッシングサッカーに切り替えました。ボールポゼッションを上げるよりも、相手の隙を狙って効果的に攻撃しようなんて、エゴの固まりみたいな集団が簡単にできるわけがありません。
そうです、全てはジダンのために、なのです。
守ることを前提に試合を進めれば、これほど守備のスペシャリストが揃ったチームはないわけです。攻撃面では、アンリに加え、若いリベリー、マルーダがDFラインの裏を常に狙って惜しみなく走りまくる。選手の特徴を生かしながら効率のいいサッカーができれば、これだけのタレント集団なら勝てる可能性はグッと上がりますよ、それは(笑)
でも、ポルトガルだってモチベーションは上がりっぱなしです。
あのオランダ戦を戦い抜き、イングランド戦はデコ、コスティーニャのレギュラーを欠きながらPK方式で勝利をおさめ、いよいよベストメンバーで戦えるのです。ベストメンバーで戦うのは、今大会イラン戦、オランダ戦の2戦のみ。しかもデコとコスティーニャは休養十分。いい流れです。
ただ、ここに来て、フィーゴとクリスティアーノ・ロナウドのケガが心配されています。それぞれイングランド戦、オランダ戦で痛めたのですが、これがどう出るか。ま、負けたら最後なので出場すると思いますが、どれくらいのパフォーマンスができるか。これが勝負のカギだと思います。
2000年の欧州選手権準々決勝。<スペイン×フランス>を観戦した時、ジダンは間違いなく世界の頂点に君臨していました。厳しいマークも全く通じず、ボールを失うことなんてほとんどなかった。今、その姿はありません。あの頃のジダンはもう見られない。
ただ、そのジダンを知っているからこそ、テクニックだけではないジダンのメンタリティが十二分に見られた今大会は、すごく貴重なものになりました。
どんなテクニシャンでも。どんなに走り回れても。どんなに周りが見えていても。
それを生かすのは、結局選手個々の意志なんです。もちろん「勝つ」という決意が前提の。
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