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2006/2/7 |
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Trey、新たなステージへ
〜Trey Anastasio - Shine〜 |
アメリカから「送りました」メールが届いてから、ちょうど1ヶ月。待ちに待ったTrey Anastasioのニューアルバム「Shine」は、12月初旬に届いてました。
感想書くの遅くなってすいませんm(_ _)m (笑)
11月には輸入盤が入ってきてましたが、ボクの注文したDual DiscにボーナスEP「Live In Chicago」が付いたバージョンは、日本には入ってきていません。
それだけでも、まず満足です(^_^)
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【Brendan O'Brienの存在感、際立つ】
今回のアルバム、とにかく曲がいいという前提がありました。視聴で数曲をザッと聴いて、すぐ「欲しい!」と思ったので、外れる心配はなかったわけです(^_^)
PhishやTrey Anastasioのスタジオアルバムの最大の欠点は、ライブでプレーされて初めて曲が光るということです。これはつまり、これまでのTrey
Anastasio関係のスタジオ録音モノは、その魅力を十分引き出されていなかったということです。
また、ライブでプレーされていた曲をスタジオアルバムに収録すると魅力が半減してしまうということもありました。
逆説的ですが、だからこそ、Phishの、そしてTreyのライブは注目度が高かったと言えるのかもしれません。
もちろん、シングルヒットが出ればいいという話ではありません。「ポップだからいい」というのもナンセンスです。
しかし、どうしてもカルト的なイメージが強かったPhishという存在を、よりカルトにしてしまったのがスタジオ録音の楽曲だったと、一ファンとしてずっと思っていました。
もしかすると、Grateful Deadから受け継がれる、ジャムバンド(体質)の宿命だったのかもしれません。
それが今回、ガラッと変わりました。
前回のアルバムは自分でプロデュースしていましたが、プロデューサーにBrendan O'Brien(Pearl Jam、Neil
Young等を手掛けた超の付く売れっ子)を迎えたことで状況が一変したのです。
曲のトーンというか、Treyっぽさはアルバムを通じて一貫していますが、アコースティック調の曲からアメリカンロックの王道までバラエティに富んで、しかも飽きません。曲の魅力も、アルバムとしてのトータル性もうまく引き出され、よくまとまっていると思います。
「Spin」「Black」といった楽曲はPhishにもありそうな曲ですが、当時ならここまでうまくまとまらなかっただろうなと思えるもの。そういう意味で、このアルバムはTreyの大きな分岐点になると思います。
収録曲をザッと紹介しましょう。
1曲目の「Shine」は、アメリカンロックとして、非常に良くできた曲です。渇いた感じ、昔から好きなファンには好き嫌いがはっきり分かれそうですが、ポピュラリティを獲得した佳曲になっています。その他、2曲目「Tuesday」、5曲目「Air
Said To Me」も、疾走感のあるナンバーに仕上がっています。
対照的に、4曲目「Come As Melody」、8曲目「Love Is Freedom」、11曲目「Black」なんかは重厚感のあるナンバーです。6曲目「Wherever
You Find It」はエモーショナルなTreyのギターソロでドラマティックな展開に。
3曲目「Invisible」、「Sweet Dreams Melinda」、12曲目「Love That Breaks All
Lines」辺りはアコースティックナンバー。カントリーの香りもしてきます。昨年後半のツアーでは、ライブ中盤にアコースティックセットを持ってきていましたが、この辺りの曲はそこでプレーされることが多かったようです。
とまあ、こんな感じなのですが、とにかくオープニングの「Shine」がカッコいい! ライブバージョンも聴きましたが、ライブよりもスタジオ盤の方がいい(笑)
そんなこと、これまでのTreyにはなかったことなので、それだけでもスゴく新鮮!(爆)
<収録曲>
1. Shine
2. Tuesday
3. Invisible
4. Come As Melody
5. Air Said To Me
6. Wherever You Find It
7. Sweet Dreams Melinda
8. Love Is Freedom
9. Sleep Again
10. Spin
11. Black
12. Love That Breaks All Lines
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【輸入して大成功の「ボーナス EP」!】
さて、ボクがあえてオフィシャルHPから買った理由。それが「ボーナスEP」の存在です。ここには、2005年8月10日、シカゴのCharter
One Pavilionで行われたライブ音源が収録されています。
ただ、ボーナスと言いつつ、6曲50分というボリュームは、どう考えても「ボーナスEP」という枠からかけ離れている気はします(笑)
さて、この音源、正直ブッたまげました。特に「Mr. Completely」の出来がスゴ過ぎます!
同曲の他のライブ音源もいくつか聴いていますが、これほどの疾走感はありません!ピッチの速さが絶妙で、異様なまでのグルーブ感が味わえます。リズムはタイトで、キーボードの入れ方(イントロ部分は最高!)も言うことなし!
この1曲だけで十分です。とにかく、一聴すべし!
<収録曲>
1. Drifting
2. Burlap Sack And Pumps
3. Spin
4. Mr. Completely
5. Goodbye Head
6. >> First Tube
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【「B面」も楽しめます】
さて、今回購入した「Dual Disc」というヤツは、レコードでいうところの「B面」があります。B面部分がDVDになっていて、約30分くらいの映像が入っていました。
使用しているPOWERBOOKは、CD等のディスクを入れる時、スロットイン方式を採用しています。だから、厚みのあるものを入れるのは結構気を使います。一般的なCDは問題ありませんが、例えばCD-RW、DVD-RWといったリライトが可能なディスクは、やや厚めになっているからです。
ご多分に漏れず、Dual Discも同じ。かなり厚くなってます。スロットインに入れた瞬間、「あ、ギリギリ!(^_^;)」というくらいの厚さです。
肝心の内容ですが、アルバム制作やツアー等のインタビューと、4曲のライブ映像が収録されています(「Air Said To Me」「Shine」「Come
As Melody」「Dark and Down」)。
Treyのライブが映像作品としてリリースされていない今、ライブの様子を見られるという意味で貴重と言えるでしょう。
そして、念願の日本盤も発売されました!(1月18日リリース)
日本盤にはボーナストラックが4曲付いてきます(「Air Said To Me」「Invisible」「Shine」「Tuesday」)。
「映像はいいから、音源が欲しい!」という人にはこちらがお薦めです。
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そうそう、先日大貫妙子さんのラジオプログラムで、突然「Shine」がかかりました。あれには驚きました!
大貫さんとTrey Anastasio。どうも結びつかない(笑)
Phish活動休止中にリリースした「Trey Anastasio」、Phishの曲をリアレンジした「Seis De Mayo」に次ぐ3枚目のソロアルバムです。
ただし、日本盤の帯には「待望のファーストアルバム」と書かれています。どういうこと?(笑) |
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